「ママ目線」で考える!謝恩会、お別れ会の有効な集客方法
ざっくり言うと
- 「ママ向け」の施策を用意しよう
- プランの料金は1500円~2000円に収める
- 時間帯の貸し切りがおすすめ
保育園・幼稚園・小学校などの謝恩会、お別れ会の季節。謝恩会やお別れ会の予約を獲得するには、どのようなポイントを押さえればいいのでしょうか。
株式会社コロンブスのたまごの城尾未希子さんにうかがいました。
「ママ向け」であることが重要
保育園・幼稚園・小学校などの謝恩会、お別れ会を取り込むには、「ママ向け」の言葉を意識することです。
「お子様用の椅子・食器セットを用意しています」「完全分煙」「完全禁煙」といったワードは、小さいお子様がいらっしゃるお客様へのアピールになります。
また、「授乳スペースあり」や「オムツ替えスペースあり」も効果的ですね。
お店の構造的に難しい場合は、予約の問い合わせをもらった段階で「近くの個室を授乳やオムツ替えのスペースとしてお使いいただけるようにします」などのセールスポイントを打ち出すといいでしょう。
「ママ向け」なので、時間帯もやはり昼間が喜ばれます。また、保育園や幼稚園の集まりでは、「宴会」と言うほどお酒は求められていません。
園児のママたちの中には、妊娠・授乳期間中で、お酒を飲めない人も比較的多いからです。
喜ばれるメニューとは?
お酒の需要が低いので、メニュー構成も通常の宴会よりも低く設定するほうが喜ばれます。
ランチメニューに少しボリュームをつけ、通常価格次第ですが、だいたい1,500~2,500円の価格帯に収まるメニューがよいでしょう。
ご飯やパスタなどのメインと、ちょっとしたサイドメニューにデザート付きで、ソフトドリンク飲み放題といったイメージですね。
コースの料金は一律に設定し、大人向けに「アルコールを飲まれる方は+○○○円」などの設定にするのも1つの方法です。
また、保育園や幼稚園よりも小学校は人数が多く見込まれますから、大皿提供にするなど、オペレーションを考慮したメニュー設定も大切でしょう。
お子様の年齢層や全体の人数によって、メニューや料金を考えたほうがよいので、予約時に、大人・お子様それぞれの人数と、お子様の年齢をしっかり把握することが大事です。
お子様のアレルギーなども確認しておきましょう。
それから、謝恩会やお別れ会といった宴会では、お店側のオペレーションも考慮し、90分や120分などの定められた宴会時間で、しっかり料理を提供できるかを考え、メニューを決めるのがいいでしょう。
時間帯の貸し切りがおすすめ
保育園や幼稚園、小学校などの謝恩会、お別れ会を取り込むには、集まりの人数次第ですが、時間帯の貸し切りをおすすめします。
なぜなら、通常営業をしつつ宴会をはじめてしまうと、他のお客様のオーダーに対応できない可能性があるからです。
貸し切りが難しい場合は、宴会が開始して料理の提供などがひと段落したあとに、時間差で通常営業を始めるのも1つの手段ですね。
歓送迎会や謝恩会などを効果的に取り込めると、お店の宣伝にもなるので、なるべくお客様のニーズに合わせた内容にできるとよいでしょう。
写真:gettyimages
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