【インバウンドトレンド特集】増える外国人、いかにリピーターをつかむか
ざっくり言うと
- 訪日外国人増加の背景
- リピーター獲得のカギはやはり”食”
- 外国人観光客獲得にはこれ!
2016年10月、同年1月からの訪日観光客が初の2000万人越えを果たしました。しかし、訪日観光客数が増えている一方で、訪日時の旅行消費額は減少しているというのです。
インバウンド向けに、飲食店の「完全成果報酬型送客」「事前予約」「スマホ決済」を提供している、日本美食株式会社に、訪日外国人が増え続ける背景や、今後のインバウンドビジネスにおいて押さえておくべきポイントについてうかがいました。
2016年9月の訪日観光客数が過去最高を記録
2016年9月に日本を訪れた外国人旅行者は、推計で約200万人、9月としては過去最高になったそうです。
国や地域別で見ると、中国からの旅行者が最も多く52万人、次いで韓国が43万人、台湾が34万人となっています。
中国からの大型クルーズ船が引き続き好調を維持していることや、韓国との間で新たな航空路線が就航したこと、韓国と台湾で祝日と週末を合わせた大型の連休があったことなどが、主な背景のようです。
しかし、訪日観光客は増えている一方で、旅行消費額はどんどん減ってしまっているとのこと。
2016年10月に行った観光庁の『訪日外国人消費動向調査』によると、2016年7-9月の訪日外国人旅行消費額は9717億円となり、前年同期に比べ2.9%減少、1人あたりの旅行支出金額も15万5133円で、前年同期に比べ17.1%減少しているようです。
リピーター獲得にはやっぱり日本食!
2013年1-3月期に7割程度であったリピーター(2回目以上日本を訪れた外国人観光客)は、直近では6割程度まで低下しています。これは、リピーターの割合よりも、初めて日本を訪れた旅行者の割合が高いことを意味しています。
2013年以降、日本政府はビザの発給要件緩和を戦略的に行っており、その結果として、初めて日本を訪れる外国人の割合が上昇していると考えられます。
新規の訪日外国人が増加していることは、潜在的なリピーターを獲得するチャンスでもあります。今後は日本のファンを増やし、いかにしてリピーター化させるかということが、より一層重要となってきます。
幸いにも日本には、食事や四季、歴史など、一度の訪問では味わいきれないような奥深い魅力が数多くあります。これらの魅力をしっかり訴求すれば、外国人観光客に何度も訪れてもらえるはず。
観光庁の『訪日外国人消費動向調査』によると、2016年7-9月において、訪日前、訪日後ともに「日本食」を体験してみたい、また次回も体験したいという訪日外国人が多いようです。やはり日本の食文化は海外からも根強い人気がありますね。せっかくのチャンス、自分の店をしっかりアピールして、外国人リピーターをがっちり獲得しましょう!
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外国人観光客向け集客アプリ:日本美食 Japan Foodie
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画像:Adobe Stock
ぱくたそ
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