年末年始集客術を徹底解説【前編】最新の忘年会・新年会事情
ざっくり言うと
- 気軽で手軽なランチライムやティータームスタイルが人気
- 「レジャー一体型」「参加体験型」スタイルで家族連れの集客UP
- ビュッフェスタイルは幅広い年齢層に対応可能
年末年始は忘年会や新年会などのイベントが目白押しのため、飲食店にとってはかき入れどき。
そんな年末年始の売上アップに繋がる集客術について、飲食人大学の専任講師である井上直志さんにうかがいました。
人気の忘年会・新年会スタイルとは?
気軽で手軽!ランチタイム、ティータイムスタイル
忘年会や新年会などは、夜に開催するものというイメージが強いですが、最近はそうとも言い切れません。
お子さんがいらっしゃる主婦の方や、家族一緒に楽しみたい方にとっては、ランチタイムやティータイムに忘年会・新年会を開催したいという需要もあるのです。
ランチタイムやティータイム用に忘年会や新年会のコースを設ける場合、料金設定は2,500~3,000円程度を目安にしましょう。
また、店頭やホームページ上に「子ども連れ歓迎」「ベビーカー置き場あり」「個室あり」「託児室あり」など告知しておくと、お子さんのいらっしゃるお客様が安心して来店しやすくなります。
食事以外も楽しめる!「レジャー一体型」「参加体験型」スタイル
飲食以外に楽しめるものがあるのも、お客様にとっては魅力度大。お店選びの決め手になることも。
「レジャー一体型」「参加体験型」などは、お子さんがいらっしゃる家族連れのお客様に人気です。
- 「レジャー一体型」
手品やダンス、音楽の演奏などのショーを見ながら飲食ができるスタイル。
忘年会や新年会をより楽しく、盛り上げるイベントとして、家族連れのお客様はもちろん、企業、地域サークル、PTAなどさまざまな団体のお客様に好まれます。
- 「参加体験型」
お客様が釣った魚をそのまま店で調理して提供したり、お子さんがデザートのトッピングを自分で行ったりできるスタイル。
食育という観点から、お子さんのいらっしゃるお客様に人気があります。
幅広い年齢層に対応可!ビュッフェスタイル
ビュッフェスタイルの特徴といえば、好きなものを好きなだけ選んで食べられること。
普段は注文しない料理も、ビュッフェであれば気軽に試せるため、お客様にとっては魅力的に映ります。
また、食べる量も調整できるので、幅広い年齢層にも対応できます。
高齢者の方は、食べられるものを、食べられる量で選べますし、お子さんにとっても、いろんな食べ物を選べるという楽しさがあります。
集客するには「安全」「安心」、食材の産地をうたうこと
食の安全が気になる昨今、「安全」「安心」が呼び込み文句になります。たとえば、「オーガニック」「地産地消」などがキラーフレーズでしょう。
提供する食材がどこから来たものなのか、メニューに記載することも大切です。
外せない冬の人気メニュー、「鍋」
忘年会、新年会の時期に、男性や女性、年齢を問わず人気があるのが、「鍋」です。身体が温まる温かいメニューにお客様は惹きつけられます。
鍋のメニューは近年多様化しており、パクチー鍋などが注目されています。コラーゲン鍋は女性に根強い人気がありますね。コース料理の締めにぜひ導入したいメニューです。
最新のトレンドを取り入れ、集客アップ、売上アップをはかりましょう!
写真:thinkstock